自賠責保険が切れていた場合の対処法|まずやるべきこと

はじめに

「自賠責保険が切れていることに気づいた」
この瞬間、多くの方が強い不安を感じます。

ですが、正しい対応をすれば大きな問題に発展させずに済むケースがほとんどです。
大切なのは、焦って間違った行動を取らないこと。ここでは、自賠責保険が期限切れしてしまった場合の正しい対処法を、順を追って解説します。


自賠責保険が切れていたら、まずやってはいけないこと

自賠責保険が切れている状態で、公道を走行することはできません

たとえ短距離でも、

  • 無保険走行
  • 法令違反
    となり、重いペナルティが科される可能性があります。

「加入しに行くために少しだけ…」という判断は、絶対に避けましょう。


期限切れに気づいたら、まず取るべき行動

自賠責保険が切れていることに気づいたら、次の順で対応します。

① 車を動かさない

まずはそのまま車を使用しないことが最優先です。
自宅や駐車場に置いたまま、手続きを進めましょう。

② すぐに自賠責保険の再加入手続きを行う

自賠責保険は、再加入が可能です。
新規加入と同様の手続きになりますが、期限切れでも加入できないということはありません。

③ 保険開始日を必ず確認する

申し込みをしただけでは有効になりません。
補償開始日がいつからかを必ず確認し、その日以降に走行するようにしましょう。


自賠責保険の「空白期間」はどうなる?

期限が切れていた期間について、後から補償をかけることはできません。
この期間に事故が起きていた場合、補償は一切ありません。

だからこそ、

  • 期限切れに早く気づく
  • すぐに再加入する
    ことが非常に重要になります。

車検が切れている場合は注意が必要

自賠責保険の期限切れと同時に、車検も切れているケースがあります。
この場合、公道走行はできないため、再加入や車検の手続きには順序が必要になります。

一般的には、

  1. 自賠責保険に加入
  2. 車検を受ける
    という流れになりますが、状況によって異なる場合もあるため、慎重な対応が必要です。

年末年始・休日中に期限切れに気づいた場合

年末年始や連休中に期限切れに気づくと、「すぐに対応できないのでは」と不安になります。

休日中でも申し込み自体は可能な場合がありますが、
内容確認や正式な受付は営業日以降の対応となるケースが一般的です。

本サイトでも、休日中の申し込みについては、営業再開日より順次対応しています。
そのため、気づいた時点で早めに手続きを進めておくことが安心につながります。


まとめ|期限切れでも、落ち着いて対応すれば大丈夫

自賠責保険が期限切れしてしまった場合でも、

  • 車を動かさない
  • すぐに再加入手続きを行う
  • 補償開始日を確認する

この3点を守れば、冷静に対処できます。

大切なのは、「気づいた時点で何もしないままにしないこと」。
早めの行動が、トラブルを防ぐ一番の方法です。