自賠責保険が適用されないケースとは?意外な落とし穴に注意

1. 自賠責保険の基本補償とは?

自賠責保険は、すべての車両に加入が義務付けられている「強制保険」です。主な目的は「交通事故の被害者を救済すること」にあり、補償内容は 対人賠償のみ に限られます。

補償範囲(2024年時点)

  • 傷害による損害:最高120万円
  • 後遺障害による損害:最高4,000万円
  • 死亡による損害:最高3,000万円

しかし、自賠責保険が適用されないケースも多くあり、それを知らずにいると、万が一の事故時に「補償が受けられない!」という事態になりかねません。


2. 自賠責保険が適用されない5つのケース

① 加害者が100%過失の事故

例えば、信号待ちで停車中の車に後ろから追突された場合、被害者側は過失ゼロとなります。この場合、加害者の自賠責保険を使うことができません。

対策:任意保険の「人身傷害保険」や「無保険車傷害保険」に加入しておく


② 自損事故(単独事故)

  • 例1:壁に衝突した事故
  • 例2:スリップして転倒した事故
  • 例3:電柱にぶつかった事故

対策:自損事故もカバーする「人身傷害保険」や「車両保険」に加入する


③ 労災事故(業務中の事故)

業務中の交通事故では、自賠責保険よりも労災保険が優先されます。そのため、勤務中に事故を起こした場合は、自賠責保険を使うことができません。

対策:会社の労災保険の適用範囲を確認し、個人事業主は業務用保険の加入を検討


④ 無免許運転・飲酒運転・ひき逃げ

これらのケースでは、自賠責保険が適用されず、保険金も支払われません。さらに、刑事罰・行政処分の対象にもなります。

対策:絶対にしない!(罰則:免許取り消し+刑事罰)


⑤ 友人や家族の車を借りて事故を起こした場合

他人の車を運転中に事故を起こしても、運転者が加入している任意保険は適用されません。自賠責保険は車に付帯するため、所有者が契約している内容が適用されます。

対策:「他車運転特約」が付帯されているか確認する


3. まとめ:自賠責だけでは不十分!適用外ケースに備えるには?

  • 自賠責保険は対人事故のみ補償、対物・自損は対象外
  • 適用外ケースに備えるには「任意保険」が必須
  • 特に「人身傷害保険」「対物賠償保険」「車両保険」の加入を推奨